会社創設の概要
代表取締役 星野 好德
当時22歳の青年(現社長)が一念奮起して創業した会社である。
創業時(昭和51年)は、昭和47年に始まった日本列島改造ブーム後の第一次石油危機の調整過程を経て景気は順調な回復をみせ昭和50年に誕生した三木武夫内閣の新たな発展への基礎固めの年でもあった。
その後、円高不況、バブル景気、平成不況などを経験したが手堅く資本の増加、測量機器の新規導入など経営基盤の強化を図りつつ事業の拡大を進めたことで今日までほぼ安定した経営で推移することができた。この間にも社会的諸条件の変化は著しくより豊かな国民生活の実現並びに環境と調和した社会資本の整備による国土の均衡ある発展が求められ、公共事業として重点的に展開されてきた。
しかしながら、最近に至り公共事業に対する批判が高まり、小泉内閣の聖域なき構造改革と相まって測量業界は痛みを受ける立場となるのか、新たな政策を待つ段階にあるが、当社が創業以来一貫して社是としている“相互信頼”を基本理念として、測量業の将来のあるべき方向を検討しておき、いかなる変革にも対処していきたいと考えている。
測量業の将来のあるべき方向とは…
測量業は、戦後、測量法が成立して以来発展を続け、わが国の国土開発事業の実施と国土基本調査に多大の貢献をしてきたが、都市化、高度情報化、国際化などが進展する中で、測量業としても、これらに適切に対応していくことが要請されるようになった。
このような社会情勢の変化に対応するためには、測量業界が抱えているさまざまな課題に取り組んでいくことが重要である。
当社では、全測連の“21世紀の測量業のビジョン”に即して次の課題に鋭意に取り組み、新しい技術産業を目指しているところである。
1 測量業務の新たな展開
(1)多様な業務への対応
(2)優れた成果品の提供
2 技術力の強化
3 経営基盤の安定化・強化
(1)戦略的経営の展開
(2)業務の効率化
(3)経営管理の徹底
4 人材の確保・養成
5 企業倫理の確立
6 魅力ある職場環境の創出
(1)働きがいと誇りの獲得
(2)社会的評価の確立